アクリル押出板・キャスト板の特徴と違い
製造方法
製造工程の時に溶かしたアクリル樹脂をローラーに流し込み押出成型する製造方法です。
製造工程の時に上下に2枚のガラス板を重ね合わせ、間にアクリルの原料を流し込み作り上げる製造方法です。
長所と短所
長所:溶剤に溶けやすい。板厚の精度のに優れている。溶剤接着に向いている。熱曲げ加工がしやすい。
短所:キャスト板より硬度が低い為反りが出やすい。分子量が粗い為高速切削加工に不向き(加熱部分が 融けやすい)。溶剤や薬剤でクラック(表面の細かいひび割れ)が生じやすい。
長所:溶剤に溶けにくい。押出板に比べ硬度が高い為反りが出にくい。分子量が細かい為高速切削加工に 適している。
短所:押出板より溶剤にとけにく為接着加工に時間を要し強度も低い。製法上、板厚にばらつきがある。
押出板に比べ高価。